【臨時オンライン交流会開催のお知らせ】
田向さんのFXメルマガ『田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!』で、臨時のオンライン交流会の開催が決定しました! 今回は、平日昼間のご参加を希望する方向けに、5月29日(木)14時から開催します。参加できるのは5月19日(月)までにメルマガ購読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
次回は、定例のオンライン交流会を6月6日(金)20時30分から開催します。こちらは、本日5月27日(火)までにメルマガ購読者となった方が参加できます。
トランプ大統領就任後の1月~4月は、強烈な米ドル売り相場だった
トランプ大統領が就任した今年(2025年)1月20日(月)の為替相場は、米ドル/円が156.58円、ユーロ/米ドルが1.0266ドルでした。
その後、米ドルは売られ続け、4月に関税を発表した後の4月22日(火)、米ドル/円は139.88円、ユーロ/米ドルは1.1157ドルまでドルが売られました。
約3カ月で、米ドル円は16.70円、ユーロ/米ドルは1309pipsも米ドルが下げたわけす。強烈な米ドル売り相場でした。

(出所:TradingView)

(出所:TradingView)
こうした一方的な動きは、誰もが利益を取りやすい相場です。
当コラムで何度かお伝えしてきた一撃数百pipsの動きも、相場が一方的に動くところを見つけることで実現していますし、メルマガ読者の方も利益になった方が多いと思います。
【※関連記事はこちら!】
⇒ユーロ/米ドルは1.1308ドル割れの売り仕掛けから200pips超下落! チャートはニュースより先に動く。米ドル再暴落に備えつつ、チャート分析に専念するのが一番効率的!(5月13日、田向宏行)
⇒ユーロ/米ドルは1.1145ドル超えの買い逆指値注文で、一撃300pips以上に! トランプ政権の後ずさりに、金融市場は付け込む可能性。チャートに従って米国売りで利益狙う(4月15日、田向宏行)
⇒FXの技術習得時は資金10万円で取引を! 1000通貨でもユーロ/米ドルで300pips取れれば、重要な経験に。少し先の自分が相場から利益を得るために、今の時間を使おう(3月18日、田向宏行)
チャート分析の技術習得にかかる「数年」を、修行と考えられるかどうかで、数年後の収益が大きく違ってくる
私は、ファンダメンタルズやヘッドラインで相場の未来を予想するのではなく、チャートが示す相場が動き出す値段を探すことに注力しています。
こうしたチャート分析の手法に、100年も前から使われ続けている普遍性があることは、2017年に刊行し、2021年に改訂版を出した拙著『1日2回のチャートチェックで手堅く勝てる兼業FX(改訂版)』でご説明しており、一度技術を身に着ければずっと使うことができるところも、私が気に入っている点です。
これは「金持ち父さん貧乏父さん」でロバート・キヨサキが書いていた、「一度だけする」という考え方とも共通していると考えています。
つまり、「一度身に着けた技術は一生使うことができる」ということです。その技術を身に着ける過程を一度だけすればいいという点が、ロバート・キヨサキの教えのとおりだと思っています。
ただし、技術なので簡単に身に着けられるものではありません。メルマガ読者の方には、数年ぐらいはかかると思っていた方がいいと言っています。
この「数年」を技術習得の修行と考えられるかどうかで、数年後の収益が大きく違ってくるはずです。
数年間、相場を学ぶ意識が持てず、目先の利益に振り回される人と、技術習得という目的意識をもって数年間過ごすのとでは、当然大きな差が生まれます。
これは、心理学で有名なマシュマロ実験と同じで、少し先の利益のために自分を抑制することができるか、本能に負けてしまうかの問題です。トレーディングでは、こうしたメンタル面が大きく影響するのです。
そして、当然ですが、本能に負ける人が成功するとは思えません。
取引技術で大事なのは、攻めと守りの切り替え。直近は守りの相場だが、どう動くかは値動きを分析して考える
特に、取引技術で大事なのは、攻めと守りの切り替えです。
1月から4月のような米ドル売り相場は、一方的な動きなので攻めの取引で利益を積み上げる場面でした。
ただ、直近は4月のトランプ関税発表以降、相場の方向性が弱まり、守りの相場になってきていると思いますし、メルマガでもそのように伝えています。
このため、先々週のコラムでお伝えした、1.13ドル付近から1.10ドル台半ば付近まで下げた一撃200pipsの動きは、その後が続かず、メルマガでは早めに撤退することをおすすめする一方、理論を体感的に学ぶこともお伝えています。
【※関連記事はこちら!】
⇒ユーロ/米ドルは1.1308ドル割れの売り仕掛けから200pips超下落! チャートはニュースより先に動く。米ドル再暴落に備えつつ、チャート分析に専念するのが一番効率的!(5月13日、田向宏行)
仮に今後も、米ドル売りがこれまでのペースで進むなら、年末に米ドル/円は100円ぐらい、ユーロ/米ドルは1.55ドルぐらいの動きとなるペースです。
米ドル/円の100円付近はコロナ前の水準ですし、ユーロ/米ドルの1.55付近はリーマンショック頃の水準なので、仮に今後さらに強烈で一方的な米ドル売りになるなら、攻めの取引をすることになります。
ただ、そのように一気に為替が動くようなら、株や債券などすべての金融市場が大混乱することになりそうです。実体経済も無傷では済まないでしょう。
そう考える人が増えると、相場は動きにくくなりますし、私のような素人が考えることを、プロが考えないはずがありません。
そのうえで相場がどう動くのかは、ダウ理論で「価格にはすべてが織り込まれている」と教えているように、値動きを分析して考えることになります。
今週は月末週なので、実需の決済など特有な動きがあるかもしれませんが、個人的には、5月29日(木)昼間の14時に、試験的に開催するオンライン交流会で、メルマガ会員のみなさんとお話したいと思っています。
また、5月31日(土)はFM軽井沢にお邪魔して、株の専門家、太田忠さんと株とFXのお話をする予定です。こちらはポッドキャストもあるので、ご興味があればお聞きください。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
田向宏行さんと、ザイFX!編集部がタッグを組んでお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)